━━━理事長 小野田 全宏
2025年の暮れに小野田理事長が話した言葉と思いを代弁し、新年の挨拶とさせていただきます。
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新年あけましておめでとうございます。
昨年の年明け早々に脳梗塞で倒れてしまい、入院してから1年になります。この間、ボラ協役員、事務局スタッフやボランティアの方々が頑張ってボラ協を支えてきてくれました。多くの皆さんに支えていただき感謝します。本当にありがとうございます。
脳梗塞で倒れて静岡済生会総合病院に入院していた頃の記憶ははっきりしませんが、その後、柚木にあるリハビリ専門の病院に転院して3か月、180日間の訓練が続きました。麻痺しているところに水が溜まり、とても痛みを伴うリハビリ訓練は、もうそれは痛いどころのものではなく、痛くて、痛くてたまらない状態が続きました。この痛みは今も続いています。動く方の手で摩ったり、上げ下げをしたり自分でできることはしていますが、麻痺した箇所は思うようには動かず、なかなか回復していないのが現実です。幸いにして言葉は喋ることができるのでありがたいと思っています。
現在、生活している介護施設に車椅子生活者の秋山さんが仲間と共に訪ねてきてくれます。この秋山さんが「小野田さんは、この50年間頑張って、頑張って活動してきた。その結果、脳梗塞を起こし車椅子の生活になったけれど、私(秋山)は、ずっと前から車椅子での生活だし、ある意味では先輩の障がい者としての経験や思いを小野田さんに伝えなくてはならない」と、エールを送ってくれます。私は「秋山さんの行動力はすごいし期待しています。今のままではダメな社会になってしまう。皆が気づいた時ではダ
メです。今こそ声を出していきましょう」と返事を返しました。
1977年に誕生したボラ協は、今年2026年で49年を迎えます。そして2027年には、50年という節目を迎えることになります。社会の中にボランティア・市民活動を育てていくことの意味をしっかりと問いかけ、いま目の前に起きていることから目を離さないで、私たちの協会としてできることを継続させていかなくてはならないと思っています。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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≪事務局より≫
小野田理事長には脳梗塞を起こす前にぜひとも取り組んでみたいと考えていたことがあり、気がかりになっているようです。
その一つはアフガニスタンへの支援です。NHK新プロジェクトXでも取り上げられていた中村哲医師の番組の中にも登場していた、掛川市出身の伊藤和也さんのことも記憶が蘇っていました。アフガニスタンを医療と教育面で支援する「カレーズの会」に長年関わってきていましたので、国際社会の中でタリバン政権下のアフガニスタンの人たちの生活が極めて厳しい状況に置かれていることに、何かできないかと思いを巡らせています。
また、ボラ協が長年に渡り親交のあるタイ国スリン県タクラ
ーン村には、たくさんの象が暮らしており、かつてこの村の村長をされていた人とのつながりから、静岡市日本平動物園に象をもらい受けたいという話がありました。しかし、この話は頓挫してしまっており、これも何とかならないものかと思いを巡らせています。
自身がおかれている状況と、何とかしてあげたいという思いが絡み合い、実現できるかは別として、さまざまなことが頭の中で膨らんでいるようです。
- (ボランティア情報静岡2026冬号より)
特定非営利活動法人
静岡県ボランティア協会
理事長 小野田全宏